うにょのブログ

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ゲイにとっての居場所について考える1

 昨日、寝る前にいろいろなことを考えた。全然まとまってないので、現在進行形で思考する。だから、まとまりがないかもしれない。居場所は、ゲイにとって大きなテーマだと思うので、何回か考えると思う。今日は、その手始め。居場所は、主にゲイコミュニティを想定している。

 

・なぜゲイにとって居場所が大切なのか。ノンケと違い、ゲイはマイノリティである。日々、自分を偽って過ごすことも多く、また、過去に過ごしてきたことも多く、気持ちを抑えるなど感情労働的な状態で、疲弊していると考えられる。そんな中で、日常生活ではあまり起こりえない恋愛が自然的に発生する可能性があり、自分を偽らなくてもよい場所に身を置くことで、幸福感に繋がると思われる。また、通常ゲイは、ゲイという共通項だけで繋がっているため、関係が緩くなりやすいが、一定の居場所があれば、そこを克服できる。個人的な体験でいえば、僕がセクマイコミュニティに初めて参加したとき、他者から自分のアイデンティティを肯定的に受容されるという経験をしたことで、ゲイであることに対して肯定的な見方が増した。他にも、理由はあると思うけど、とにかく、いまは僕は直感的に居場所が大切であると思うのだ(強引)。

 

・居場所っていうけど、物理的に居場所があるのと心理的に居場所があると感じるのはまったく別であると思う。単に物理的に居場所を作っても、心理的に居場所があると感じることができなければ、ここでいうゲイにとっての居場所という観点において意味がないからである。言い換えれば、所属と所属感。でも、居場所があると感じることは所属感以上の意味を持っている感じがする。

 

・じゃあ、心理的に居場所があると感じられるのは、どんなときか? 感じられないときとの差は何なのか。ここが一番難しいよね。ちょっと、心理学において一般的な人の居場所感を測定する因子を見てみる。他にもいろいろあると思うが、調べた結果、直感的には理解できるものばかりであるが、研究者によってさまざまであるから、まあよくわからない。でも、イメージはつかめた気がする。

 小中高生を対象とした研究では、①被受容感、②精神的安定、③行動の自由、④思考・内省、⑤自己肯定感、⑥他者からの自由 という観点(杉本・庄司、2006)。

 大学生を対象とした研究では、①自己有用感(必要とされていると感じられる)、②本来感(ありのままでいられる) という観点(石本、2008)。

 大学生における学校の居場所感では、①肯定的心理状態、②価値観の共有 という観点(齋藤、2007)

 大学生を対象とした研究では、①声かけ因子(声をかけてもらえる)、②役割因子(役割がある)、③自然体因子(自然体で居られる)、④目上からの受容因子(目上から受容される)、⑤共通話題因子(共通の話題がある) という観点(岡本・口田、2013)。

 

・僕が、昨日寝る前に考えたことでは、何の根拠もないが有能感と自律性と関係性の欲求が満たされることが大切だと直感的に思った(デシとライアンの自己決定理論における基本的心理欲求に基づく)。居場所の文脈でいえば、有能感は、必要とされてるとか、役割があるとかと言い換えてもいいかもしれない。自律性は、本来感(ありのままでいられる)とか、自然体、行動の自由と言い換えてもいいかもしれない。関係性は、受容される感じかな。

 

・次に、心理的に居場所があると感じられる要因が分かったとしたら、それをどう満たすか、という段階に入る。以下のかずかずさんの論考でもあるように、目的があった方がいいと思った。「自分と相手」という向かい合った関係ではなく、何かに向かって、自分と相手が同じ方向を向いていて、その中で相互的な交流がなされる感じ。

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では、また!